WordPressを使うべき場所、使わない方がいい場所


WordPressを使うべき場所、使わない方がいい場所

はじめに

Web制作で「WordPressを使うかどうか」を相談される場面は多くあります。
便利で柔軟なCMSである一方、すべての案件に適しているわけではありません。

この記事では、実務での経験をもとに「WordPressを導入すべきケース」と「別の方法を選んだほうがよいケース」を整理します。

WordPressを使うべき場所

  • 更新頻度が高いサイト
    ブログやお知らせなど、更新を担当する人がエンジニア以外の場合。
  • 複数人で運用するサイト
    権限管理ができるため、担当者ごとに操作範囲を分けられる。
  • プラグインで機能拡張が必要な場合
    問い合わせフォーム、SEO対策、会員機能などを手軽に追加できる。
  • 検索性やアーカイブが求められるサイト
    投稿タイプやカテゴリ分けが便利に使える。

WordPressを使わない方がいい場所

  • 更新がほとんどない静的サイト
    会社概要やランディングページなど、年に数回の更新なら静的ジェネレーターの方が効率的。
  • パフォーマンス最優先のサイト
    表示速度を追求するなら、AstroやNext.jsなどの静的生成やヘッドレスCMSが有利。
  • セキュリティリスクを極力避けたい場合
    プラグインやテーマの更新管理が必須になるため、リスクを避けたい案件には不向き。
  • 特殊な要件が多い場合
    WordPressに無理やり寄せるより、フルスクラッチや専用CMSの方が効率的。

おわりに

WordPressは万能なCMSではありますが、案件ごとに適切に選定することが大切です。
「更新頻度」「運用体制」「パフォーマンス要件」などを踏まえて判断すれば、クライアントにとって最適な提案につながります。